労働
それは日本の三大義務であり、生きていくために必ずしないといけないものです。
働くことは有意義なことでもあります。
しかし、過度な労働で引き起こされる危険があります。
過労死
過労死は、特別な人がなるのではなく、誰しもがなる可能性があります。
今回は、過労死の原因や前兆について調べました。
あなたも、もしかすると過労死の一歩手前もしれません。
過酷な労働と過労死
過労死が起こる前には、必ず過酷な労働が続いている状況があります。
- 労働時間が長い
- 休みが少ない
- 精神的に辛い
働き続けることで、知らず知らずのうちに負担になっていきます。
多少なりとも感じている方も多いんじゃないでしょうか。
過労死とは
過度に働き過ぎることや精神的に追い詰められてしまうことが理由で突然死することです。
真面目な方や責任感が強い方などがなりやすい傾向があるようです。
40代~60代くらいの男性にその傾向が多く、年間で約1万人の方が亡くなっています。
突然死とはいえ、もちろん直接の原因があります。
- 心筋梗塞や狭心症などの心疾患
- 脳梗塞やクモ膜下出血などの脳疾患
- うつなどによる自殺
これが主な理由です。
過労死の判定基準
厚生労働相が平成13年に定めた基準では、
となっています。
1ヶ月あたり45時間です。
1日2時間程度の残業が続いていくと、死亡原因との因果関係が疑われます。
そして、月に80~100時間以上は危険水準です。
または2~6ヶ月の間に月あたり80時間以上の残業がある場合は、業務と発症との関連性が強いと評価できる。
とされています。
過労死を未然に防ぐことは出来ると思いますか?
それは前兆を知ることで防ぐことができます。
過労死の前兆
過労死する前には、前兆があります。
- だるさ
- 眠気
- 頭痛や胸痛
- 冷汗や息切れ
- 肩こり
- 注意力散漫
などがあります。
- 手足のしびれや物を落とす
こういった場合は、脳の病気を疑ってみたほうがいいかもしれません。
これらの症状が頻繁に感じられるようになって、その時の状況が多忙だった場合には、過労の疑いがあります。
セルフ判断するのは危険です。
必ず内科や心療内科がある病院の先生に見てもらいましょう。
未然に防ぐには
過労死する前に当然防ぎたいですよね。
どうすれば過労死するリスクを減らすことができるのでしょうか。
それにはつぎの3つのことが大切です。
- 規則正しい生活をする
- 運動をする
- 趣味をもつ
特別難しいことはないです。
そんな事は、言われなくても分かっていると思ったあなた!
行動する気はありますか?
仕事が忙しい、不規則な勤務体系など理由はあると思います。
また、運動が苦手、趣味がないなど、本当は面倒くさいだけではないですか。
死ぬことと、健康でいることを天秤にかけてください。
健康でいることの方が、大事だと思う方が多いんじゃないでしょうか。
少しでも意識して実際に行動に移していけば慣れてきます。
相談できる相手も大事
当たり障りのないことじゃなくて、本音を言える相手がいることも大事だと思います。
それは親友じゃなくても、会社の同僚や家族や恋人など、心を開いて話せる相手です。
何か相談したい時に言える相手がいるというのは強いですし、話すだけでも心が軽くなったりするものです。
そういう関係を築けていれば普段から会話して、ストレスを発散できているということにもなると思います。
いないという方は今からでも遅くはないので、意識して話せる相手をつくっていきましょう。
例えば自分から少しずつ話しかけるようにしてみるとか。
それでもどうしても難しいという場合には、ネットや電話で相談に乗ってくれるという方法もあるので、検索してみたらいいと思います。
労働相談ホットライン
0120-378-060
こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556
まとめ
過労死になる危険性は誰にも潜んでいます。
しかし、過労の原因と過労死の前兆を知ることで未然に防げます。
最後に、どうすれば防げるのかということを強調したいと思います。
- 規則正しい生活をする
- 運動をする
- 趣味をもつ
- 普段からリラックスして会話する(一人でストレスを溜めこまない)
考えてみれば当たり前のことですが、当たり前だからこそ難しいとも言えそうです。
また、過労死の前兆は本人では気づきにくいケースがあります。
相手の異変に気づいてあげられるのは、周りにいるあなたです。
これらは過労死に限ったことではなく、健康に長生きするためということにも通じてきます。
早死により長生きするほうがいいですよね?
この記事を読んだことをきっかけに、今の生活サイクルを考え直してみましょう。
少しでも意識して取り入れてみてはどうでしょうか?