5月となり、暖かく過ごしやすい季節となりました。
スギ・ヒノキ花粉の飛散時期のピークが去りました。
スギ・ヒノキ花粉症の方は不安なく、外出できる良い季節です。
しかし、花粉症を引き起こすのは、スギ・ヒノキだけではありません。
一安心したかと思えば、次なる花粉症が迫ってきているので注意が必要です。
その名もイネ花粉
アレルギー体質の方には辛い時期が続きます。
今回は、イネ花粉について飛散時期とピークを調べてみました。
イネ科花粉症とは?
花粉症というと「スギ花粉」や「ヒノキ花粉」の花粉症を思い浮かべる人が多いと思います。
スギ・ヒノキ花粉の飛散は、2月下旬から4月中旬です。
5月から7月にかけて、くしゃみ・鼻水などのアレルギーの症状がでる場合はイネ科花粉の可能性があります。
イネ科花粉とは文字通り、イネ科の植物の花粉のことです。
イネ科花粉症は、イネ科の植物の花粉によるアレルギー症状となります。
イネ科花粉症の原因となる植物は、牧草類が中心です。
具体的にどのような植物を指すのかというと、ネズミホソウムギ、オニウシノケグサなどがあります。
そして、その代表的な植物がカモガヤ(オーチャードグラス)です!
写真だけ見ても、すぐには分からないかもしれません。
しかし、カモガヤは日本のみならず、世界でも最も生息している牧草と言われています。
一体どこに生えているのか気になるところ驚きました。
カモガヤはどこにでも生える。(◞‸◟)
カモガヤは、その辺の道端や空き地、畑の近くや小川の近く、住宅地の周辺等どこに生えていてもおかしくはない植物でした。
視界に入っていないだけで、すでに通勤、通学路で知らず知らずの内に遭遇している可能性が高い植物です。
イネ科花粉の飛散時期やピーク
イネ科花粉は、いつからいつまで飛散するのでしょうか?
イネ科花粉は、植物によって違いがあるようです。
飛散時期:5月~7月中旬
ピーク:5月中旬~7月上旬
飛散時期:5月~8月中旬
ピーク:5月下旬~8月上旬
飛散時期:5月~7月上旬
ピーク:5月中旬から6月下旬
飛散時期:5月中旬~6月下旬
ピーク:5月下旬~6月中旬
飛散時期:2月中旬~5月下旬
ピーク:3月中旬~4月下旬
飛散時期:4月中旬~7月中旬
ピーク:5月上旬から6月下旬
飛散時期:7月中旬~9月下旬
ピーク:8月上旬~9月上旬
こうして見ると、イネ花粉の飛散時期は5月~9月に集中していることが分かります。
とくに、6月はイネ科の植物の花粉が多く飛散する時期であることが分かります。
6月はイネ科花粉の飛散ピークと言えるでしょう。
飛散時期を見ると、イネ科の花粉は10月に入ってようやく収まるという状況です。
けれど、少しでも花粉が飛散していたら花粉症になるのかというと、そうではありません。
花粉症の原因には飛散量が影響しています。
イネ科花粉については、8月下旬以降は飛散量が少なくなるため、花粉症の人でも過ごしやすい時期となるでしょう。
日常生活でできる予防法
イネ科の花粉には、多く飛散する時間帯があります。
晴天の場合、8時~10時がもっとピークとなります。
午前中気温が低く、午後から気温が上昇する場合は午後に飛散のピークになります。
また、スギ花粉とは飛散範囲が違います。
イネ科の花粉は、遠くまで花粉が飛ぶことはありません。
したがって、花粉症の原因となる植物が生育している範囲に入らないことが大切です。
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まとめ
イネ科花粉の飛散時期は、3月~9月です。
多くの植物で、5月下旬~6月下旬が飛散のピークをむかえます。
スギ花粉に比べて、飛散範囲が狭いです。
簡単に出来る予防法は、分布地に近寄らないことです。
8月下旬以降も花粉の飛散は続きますが、花粉症への影響は低いです。
また5月の花粉と言えば、シラカバ花粉が原因でアレルギー症状が出ることがあります。