バーベキューで重要なアイテムとして、炭があります。
その炭に火をつける「火おこし」はバーベキューの醍醐味の1つです。
しかし、炭が不足したり、火おこしに失敗するとバーベキューが台無しになってしまいます。
今回は、バーベキューの時に必要な炭と失敗しない火おこしの方法を紹介します。
バーベキューに最適な炭とその量は?
バーベキューの時、どの炭を、どのくらい持っていけばいいのか?
炭の量の考え方として、
というのがありますが、これは単純な目安にしかなりません。
バーベキューに最適な炭とその量を考えるときに、重要なことが3つあります。
- 炭の種類
- 参加人数
- 焼く時間
まずは、使う炭の種類です。
炭には、大きく分けて3種類あります。
- マングローブ炭
- 白炭
- 黒炭
この3種類の特徴はこんな感じです。
マングローブ炭 |
白炭 |
黒炭 |
|
火持ち |
短い |
長い |
普通 |
火付き |
良い |
悪い |
良い |
価格 |
安い |
高い |
普通~高い |
この特徴を知ったうえで、バーベキューに最適な炭を決めます。
マングローブ炭は、ホームセンターやドン・キホーテで「BBQ用木炭」として売られています。
比較的簡単に火がつきますが、火持ちが悪いので頻繁に継ぎ足さなくてはいけません。
値段は安いですが、炭の量は他の炭に比べて多く必要です。
また、炭の品質によっては、煙や臭気が気になるのも特徴です。
白炭は「備長炭」として売られているものです。
火付きが悪く、値段も高価なため大人数でのバーベキューにはおすすめ出来ません。
しかし、こんなバーベキューの時はおすすめです。
4~5人のお酒メインのバーベキューです。
ちょっと高級な食材をおつまみにしたい時は、備長炭がベストです。
火持ちが良く、うちわ等で温度調整も可能なので、ゆっくりお酒とバーベキューを楽しめます。
最後の黒炭がバーべキューにべストです。
簡単に着火し、火力コントロールがしやすく、煙や臭気が気になりません。
黒炭として、おすすめなのが「岩手切炭」です。
炭の量は、参加人数、焼く時間から考えます。
参加人数が5~6人で3時間くらいなら、黒炭で5~6キロ。
マングローブ炭であれば、8~10キロ程度が目安になります。
5時間以上の場合は、黒炭と白炭を組み合わせて使うことで火のコントロールが容易になります。
また、短時間で一気に焼いて、食べてしまうのであれば、炭の量は3~4キロ程度あれば充分です。
バーベキューの火おこしの方法
バーベキューでの火おこしを成功させるためには、3つの道具があると便利です。
- 柄の長いライター(着火マン)
- 着火剤
- 火おこし器
着火剤は、必ず用意しましょう。
炭は、簡単に火がつくタイプのものを買いましょう。
上で紹介した通り、黒炭かマングローブ炭が容易に火がつきます。
しかし、古い炭だと、湿ってしまっていて、なかなか火がつかないものもありますので、注意が必要です。
火おこし器の一番下に、着火剤を入れ、炭を立てるように入れます。
下から着火マンで火をつけます。
十分に炭に火が回ったことを確認したら、炭を広げて網を乗せましょう。
また、着火剤や火おこしが無くても、新聞紙だけで火をおこす方法もあります。
バーベキューの炭の後始末
バーベキューで残ってしまった炭は、どうすればいいのか。
火消し壺がある場合は、トングを使って火消し壺に移し替えましょう。
残った炭は、良質なスターターとなります。
次のバーベキューで火起こしする時に使用しましょう。
コンロに水を直接かけることは、やめましょう。
灰や蒸気が舞い上がり、コンロにひびが入ったりします。
水で消火する場合は、トングで炭を掴み、水を入れたバケツに移しましょう。
炭は、自然分解しないので、捨てずに必ず持ち帰るようにしましょう。
まとめ
バーベキューでは、炭と火をおこしがバーベキューを成功させるポイントです。
炭が不足して火が使えない。
そうなれば、持って行った食材も使えず、何も食べられない、という状況になってしまいます。
実際、バーベキュー場で、そのように途方にくれている人たちをみることは珍しくありません。
十分な炭と確実に火おこしが出来るように、しっかりと準備が必要です。